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ベン・ホーガンがゴルフ・スイングにプレーン
(面) の概念を持ち込んで以来、この仮想のプレーンの上をクラブヘッドが回転するというような説明がゴルフの教本やレッスンでは
度々使われます。最も良くないスイングは、クラブヘッドがこの仮想プレーンの外側に行ってしまうケースで、そうしたスイングでは、クラブヘッドがアウトサイド・インに入るから
力のないスライス (カット) ボールが出てしまう訳で、そうならないようにスイングすることが基本です。
一方、ゴルフでは体重をバックスイングで (右利きの場合)
右に移動し、ダウンスイングの時にそれを左に移すと考えられていますが、その動作が大きくなり過ぎ頭が右に大きく動くようなスイングをスウェイと呼び、また、バックスイングで体重が逆に左に移動すると、ダウンスイングの時にこれが右に移動することになり、これをリバースピボットと呼びますが
(明治の大砲とも呼ばれる)、どちらも悪いスイングとの代表的なものとなります。
良いゴルフスイングを考える時にまず始めに着目すべきことは
ゴルフスイングの基本が回転運動であること、そして
その回転軸と重心は前後左右に動かない方が安定したショットが打てるという事実です。また、安定した回転運動をしようとすれば、回転体の重心は回転軸の上にあることが望まれるのは当然のことになります。加えて、回転軸の上に重心があれば、その慣性モーメント
(注 1) が最小限となるため、体を早く回転させることが可能になり、クラブのヘッドスピードも結果として上がるはずで、正確で力強いボールが打てることになります。つまり、バックスイングで体重をあまり左右に移動させるのは、ショットの安定性と精度の面だけでなく、クラブヘッドのスピードを上げるという面からも良くない、ということになる訳です。
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(注
1) 慣性モーメントとは、回転運動において回転を始める、もしくは、回転を止めるのに必要な力の量を示したもので、その大きさは回転運動体の重さとその回転運動の中心からの距離の二乗に比例し、その量を数字で表すと
となる。
従って、重心が回転軸から離れれば離れるほど慣性モーメントは大きくなり、早く回転することは難しくなる。 |
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